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執筆者の写真澤田みのり

寒い季節に落ち込みやすいのはなぜ?

更新日:6月10日


悲しそうに座っている女性

こんばんは😊

国際薬膳師・ピラティス講師 澤田みのりです。


今日のテーマは、「こころと睡眠」について。

寒い季節になると、こんなことはありませんか?


  • 過去の嫌な思い出がフラッシュバックして憂鬱になる

  • 眠れるけど、よく夢を見る

  • 眠りが浅くて、何度か目が覚める

実は私も、気持ちが塞ぎやすかったり、寝るたびに嫌な夢をみたりして、心身ともに疲弊してしまった時期がありました。


今はなにごともなく平和なのに、過去の嫌な思い出がフラッシュバックして、もう一度落ち込んでしまうこともしばしば。


実はこれって、その人自身の精神力の弱さばかりが原因じゃないんですよね。


東洋医学的視点から考えると全部説明がつくし、対策もできるんです。


今日は、「寒い時期になると落ち込みやすいのはなぜ?」をテーマに、私自身のことに絡めながらお話ししていきます。


《寒い時期に落ち込みやすいのは、「冬」のせい!》

こころと体が互いに影響し合っているように、私たちの心身と季節も影響し合っています。


特に冬の冷えは、五臓の「腎」の働きを低下させます。

「腎」の働きが低下すると、「恐れ」や「驚き」などの感情が出てくるのです。


だからビクビクしやすかったり、不安な気持ちで落ち着かなかったりするんですね。


寒い季節になると落ち込みやすい傾向がある人は、季節が影響しているかもしれません。


 

《眠りの質の低下には、コレ!》

「落ち込みすぎて悪夢にうなされる」「寝てもすぐに目がさめる」とお悩みではないですか?


その原因のひとつとして、「血虚」という身体の状態が挙げられます。

いわゆる、血の不足です。


血虚になると、体だけでなく精神も滋養できず、メンタル面の不調や睡眠の質の低下につながるからです。


そこで役に立つのが、補血食材

血を補う働きのある薬膳素材を食事に摂り入れるんです。


実際に私がよく使うのが、


  • 赤ワイン

  • ほうれん草

  • にんじん

補血食材はほかにもいろいろありますが、手に入れやすいのでこの3つを抜粋して紹介しています。


ちなみに白ワインでなく赤ワインを選んでいるのは、ぶどうの皮ごと使われているから。


東洋医学の世界では「一物全体」といって、食材をまるごと食べてこそバランスがいいという考え方があります。


たとえば、エビの殻には血中コレステロールの上昇を抑えるタウリン・キトサンが多いですよね。

エビの身だけでなく殻も一緒に食べれば、栄養バランスもいい! と考えるのが、「一物全体」です。


そんなわけで、私は赤ワインを選んでいます。


 

《夕食を抜く》

「食事は1日3食とらねば!」という義務感から、お腹が空いていないのに無理して食べていませんか?

私はお腹があまり空いていないときや、最近食べ過ぎているな〜と感じているときは、

夕食を抜くようにしています。

じつは、寝る前にお腹がいっぱいだと、消化するために内臓が頑張って働かなくてはなりません

そうすると身体の内側は 忙しなく動いている状態で、睡眠モードになかなか入れないのです。


実際、夕飯を抜くと朝までぐっすり眠れることが多いです。

とはいえ、夕飯を抜くのは週1くらい。

翌日に体力が必要な仕事があるなら、お粥だけは食べるなど、適宜調整しています。


 

《最後に》

私が落ち込みやすかったのは、パンデミック渦の時期でした。

ありがたいことに仕事はいただけていましたが、在宅ワークが増え、外に出ずこもりがちな日々。

そうすると思考がぐるぐるしてしまって、自分からわざわざ不安を拾いにいくような状態に。


感謝すべきことや嬉しいこともたくさんあるはずなのに、不安しか見えなくなってしまうんですよね。


不安は一度摘んでしまうと、驚くようなスピードで大きく成長していきます。


もちろん、しっかりと考えなければいけないこともあるでしょう。

でも、寒い時期になると不安に駆られやすい傾向があるなら、「冬が私を悩ませているのかも……!」と思ってもいいのではないでしょうか。


「落ち込んでしまう自分が弱い」と責めなくていいので、ちょっと気持ちも楽になりますよ😌


それでは。



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