こんばんは! 国際薬膳師・ピラティス講師の澤田みのりです。
二十四節気では2/4から「立春」、七十二候では今日(2/9)から「黄鴬睍睆(うぐいすなく)」となりました。
今週の関東は積雪して寒い日が続いていますが、梅や椿の花が咲き始めてもいます😌
養生は、次の季節を元気に迎えるための準備。
今日は、次の季節を心身ともにヘルシーに迎えるための立春の過ごし方をお届けします💌
今日お届けするのはこちら。
・春の時期の心がけ
・そのイライラは春のせい?
・春のイライラに必要なのは、◯◯のケア
それではどうぞ!
《春の時期の心がけ》
天人相応 ーー 人も自然界の一部であり、自然界の原理と人間の原理は相応している、という考え方。
たとえば、
陽が短い時期は早く帰宅する
陽が長くなったら朝早くから活動を開始する
寒い時期は暖かくして過ごす
などなど。
私たちは、無意識のうちに天人相応な過ごし方を選択しているかもしれませんね。
とはいえ、モチベーションやメンタル面においては、季節の区切りを特に設けずに過ごしていませんか?
じつは、こころの面でも自然に倣って過ごすのが養生につながるんです😌
気温、植物、農作物など、自然界の全てが伸びやかに成長する春は、のびのびと過ごし、冬にあたためていたことにチャレンジするのにピッタリな時期💪🏻✨
「新しい趣味を始めてみたいと思っていたけど、後まわしにしていた」
「ずっと学んできたことをアウトプットする機会がなかった」
「やりたいけどできなかったこと」があるなら、今が始めるチャンスかもしれません😌
《そのイライラは、春のせい?》
先ほど「天人相応」についてお話ししましたが、感情の波も季節と関連しています。
「春の陽気」と言いますが、陽気が伸びやかになるこの時期は、私たちの気持ちも伸びやかに上昇しやすくなる時期でもあります。
つまり、春はイライラしやすいということ。
「ついカーッとなってしまう」
「イライラしやすくてどうにもならない」
このように、いつもより感情的になってしまう自分に戸惑ってしまうことがあるのなら、それは春の陽気の影響かもしれません😌
中医学では適度な怒りや興奮も健康に必要だと考えますが、あくまでそれは、適度な場合。
怒りが嵐のように押し寄せてくるなら、何かしらの対策をするべきタイミングかもしれません。
《春のイライラに必要なのは、◯◯のケア》
じつは、私たちの感情と五臓(肝・心・脾・肺・腎)、季節は関連しています。
春は五臓の「肝」が伸びやかに働く季節。
そして「怒り」の感情と「肝」は互いに関連していて、暑がりさんや暴飲暴食しがちな人は、肝の働きが強くなりすぎる傾向があります。
つまり、春のイライラに必要なのは肝のケアなんです。
特に、脂っこいもの・甘いもの・お酒をたくさん食べたり飲んだりする人は要注意🚨
陽気を旺盛にしてしまうその食生活が肝を興奮させ、イライラしやすいココロをつくっているかもしれません。
具体的にどんな食材を摂り入れるといいかはまた次回のブログで紹介しますが、
脂っこいもの・甘いもの・お酒を減らすといった引き算の考え方を生活に取り入れてみるのも、ココロのケアに必要です。
養生と聞くと、どうしても「身体にいいものを補う」といった足し算の考え方をしがちな傾向があるように感じます。
中医学が活発だった昔の時代は、身分の差により栄養が不足しがちだった人が多かったようですが、私たちが暮らす現代はそうではありません。
食べて補う前に、余計なものを減らしてみる。そうしてから足し算の考え方にしてみても、遅くはないはずです。
🌿
「イライラしてしまう自分を責めがちでつらい」「健康に興味があるけど、何から始めたらいいのかわからない」
この記事が、そのような方の参考になれば嬉しいです☺️
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