「疲れが抜けない」を卒業したい人へ。自律神経を整える習慣を西洋医学・中医学・ピラティスの視点から解説
- 澤田みのり

- 1 日前
- 読了時間: 7分

「疲れているのは普通のこと」と思っていませんか?
いきなりですが💡
これまでサングラスをかける習慣がなかったのですが、ついに新しいサングラスを手に入れました。
サングラスをかけていなかった理由はシンプルに、似合わないから!笑
でもここ数年、年々日差しが強くなってきている気がしています。
日傘をさしていてもアスファルトの照り返しが眩しく、「紫外線って目にも良くないんだよな……」という思いがずっとありました。
そこで思いきって、サングラスデビューを果たしたわけです。
なんと! かけてみると、視界がぐっとクリアに!
こんなに目が楽ってことは、それだけ目に負担をかけていたということですよね。
"紫外線"と言うと皮膚への影響のイメージが強いですが、目を通じて受けた刺激は脳へと伝わり、知らないうちに自律神経を消耗させてしまいます。
そしてこれは、疲れの原因のひとつにすぎません。
日常のなかにこうした見えない負担が積み重なっているのかもしれない──このサングラスの件をとおして、そのことに改めて気づかせられました。
疲れているのは当たり前ではないのです。
さて、あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
もしひとつでも当てはまるなら、それは体からの大切なサイン。
「疲れやすいのは年齢のせい」「仕事が忙しいから仕方ない」
と片付けたり、
「自分に根性がないからだ……」
と自分を責めるのは、ちょっと待ってください🚨
今回は、西洋医学・中医学・ピラティスという3つの視点から、自律神経の乱れを整えるための習慣をお伝えします。
専門的な内容も、できるだけわかりやすくお届けしますね。
もくじ
1. 【西洋医学の視点】自律神経を疲れさせない5つの習慣
2. 【中医学の視点(1)】汗でわかる体の状態と、食養生のすすめ
3. 【中医学の視点(2)】陰陽バランスと快眠の関係、生活養生
4. 【ピラティスの視点】ピラティスで「陽の経絡」と「陰の経絡」にアプローチ<< 【西洋医学の視点】自律神経を疲れさせない5つの習慣>>
冒頭のサングラスの話でもふれましたが、紫外線は肌だけでなく、自律神経にも影響を及ぼします。
紫外線は体内で酸化を引き起こしやすく、そうすると自律神経にもダメージを与えてしまうからです。
つまり、紫外線の影響を受けると自律神経を疲れさせてしまうということ。
「今日は一日中ほぼ座っていたのに、なんでこんなに疲れているんだろう……」
これも自律神経が疲れているサイン。
自律神経には血流を促す働きがありますが、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、下半身の血流が滞ってしまいます。
そうすると「血流を促さなければ!」と自律神経を働き詰めにさせてしまうのです。
その結果自律神経が消耗し、疲労として表れます。
血流を促すには水分も必要です。
また、胃に水分が入ると副交感神経が優位になります。
「イライラしやすい」
「頭が冴えて眠れない」
といった交感神経が昂りがちな人は、水をひとくち飲んでみましょう。
「旅行先で友人にいびきを指摘された」
「睡眠時間は確保できているのに、翌朝に疲れが残っている」
もしかすると、仰向けで寝ているときに気道が狭くなり、酸素がうまく取り込めず “いびき” につながっているかもしれません。
酸素をうまく取り込めないと、心拍や血流にも悪影響。
寝ているあいだも自律神経は「心拍を上げなきゃ!」「血流を促さなきゃ!」と、自律神経がフル稼働するからです。
その結果、「翌朝に疲れが残っている」という状態に陥りやすくなってしまいます。
ただし、毎日横向きで寝ると、下側の肩が凝ったり、巻き肩になりやすかったりします。
姿勢改善のエクササイズを取り入れて、体のケアも合わせて行なうといいでしょう。
具体的なケア方法は後述します。
「運動したあとはいつも汗だく」
「息切れしても頑張る」
そんなハードなトレーニングも自律神経に負担をかけてしまうので注意🚨
とはいえ、適度な運動は自律神経の働きである体温調節や血流にとってはいいことです。
<<【中医学の視点(1)】汗でわかる体の状態と、食養生のすすめ>>
中医学では、自律神経を整える=陰陽バランスを整えると考えて対策をします。
汗の状態も、陰陽バランスを見極める重要な情報です。
<汗のタイプで、いまの体の状態を知る>
\食養生での対策/
熱がこもっているサイン。熱を冷ます食材を摂り入れましょう。
イライラ・モヤモヤ・ソワソワが止まらない……という精神状態なら、ミントや菊花もおすすめです。
薬膳茶にするなら、ミントティーに菊花を入れて2,3分蒸らすだけ。簡単ですよ!
汗を止める力がない状態なので、エネルギーを補う食材を摂り入れましょう。
特に豆類は水分バランスを整える働きをもつため、これからの高温多湿な夏の時期には積極的に摂りたい食材のひとつです。
私は
黒豆ご飯
さやいんげんのお味噌汁
チキンスープ
黒豆茶
などにして摂り入れることが多いです。
また、脱力感を伴う人のなかには、寒がりな方がいるかもしれません。
体を温める力が不足している人には、陽気を巡らせる働きをもつ食材がおすすめですよ。
私がよくするのは、
お味噌汁に玉ねぎを入れる
陳皮を入れてご飯を炊く
陳皮を紅茶に入れて飲む(最後は陳皮を食べる)
などです。
<<【中医学の視点(2)】陰陽バランスと快眠の関係、生活養生>>
「疲れているのに寝られない」
という人は、日中の過ごし方を見直してみるといいかもしれません。
体のリズムに寄り添った過ごし方は次のとおり。
日中は “陽” の時間帯なので、活動的に過ごす
日没から夜明けにかけては “陰” の時間帯なので、ゆったり過ごす
日中に体を動かし、頭を使って “陽” を使いきれば、夜は自然に “陰” のモードに切り替えられます。
昼間の活動の質が、夜の睡眠の質を決めるのです。
たとえば、こんなことはないですか?
→日中の活動が不足し、エネルギーを発散しきれません。
その結果、頭が冴えて、ベッドに入っても寝付けなくなってしまいます。
→“陰” モードに切り替わろうとしている体に強い刺激を与えてしまいます。
その結果、体の陰陽のバランスが乱れ、「朝起きられない……」「翌朝まで疲れを引きずる……」なんてことに。
特に自律神経との関わりが深い、五臓の “胆” と “肝” の働きを健やかにするためには、23時〜3時のあいだは熟睡していることが理想です。
みなさん一度は聞いたことがあると思いますが、自律神経にとって健やかな生活リズムに欠かせないのが、起床時間を一定にすること。
週末の寝溜めは自律神経のリズムを乱してしまい、本来のリズムを取り戻すのに数日かかってしまうこともあるのだそうです。
理想は5時〜7時のあいだには起床し、7時〜9時のあいだに朝食を摂る💡
<<【ピラティスの視点】ピラティスで「陽の経絡」と「陰の経絡」にアプローチ>>
体の背面は “陽” の経絡(督脈)、体の前面は “陰” の経絡(任脈)が走っています。
交感神経のスイッチが入りにくいタイプ。このタイプは、“陽” の経絡に刺激を与えるといいでしょう。
(1)寝る前に背骨まわりをほぐす

たとえば上記のようなひょうたん型のツールを使うと背骨をほぐしやすいです。
やり方は次の通り。
※頭の付け根は神経が集中しているので避けましょう。
(2)CATストレッチ

四つ這いになり、息を吐きながら背中を丸めます
丸い背中をキープしたまま息を吸ったり吐いたりします
5呼吸繰り返しましょう
背骨を中心に、凝り固まった肩甲骨まわり・腰まわりが伸びるエクササイズです。
副交感神経のスイッチが入りにくいタイプ。このタイプは、“陰” の経絡に刺激を与えるといいでしょう。
(例)
おへそのまわりを優しくゆっくり10回、円を描くように撫でる
お腹のツボを刺激する。

すべてを完璧にこなす必要はありません。
起床時に「まだ寝ていたい……」から、「よし、活動しよう!」に変わるのを目指して、「これならできそうかも」というものから始めてみませんか?
(参考)
漢方ビュー|意外と知られていない紫外線の影響=紫外線疲労ってなに?
『Tarzan特別編集 決定版 自律神経を整える。』(マガジンハウス、2020年6月3日発行)
COCOKARA中医学|よくわかる中医学vol.23-時間を活用したセルフケア「子午流注」
イスクラ薬局|子午流注と漢方的養生法(2024年最新版)
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