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漢方クリニックの診察では何をする?四診の内容と当日の服装・メイク・準備を解説

  • 執筆者の写真: 澤田みのり
    澤田みのり
  • 2 時間前
  • 読了時間: 5分

ベッドの上で寝ている女性

「自分の体質に合った漢方を試してみたい。でも、初めての診察で何をされるのかわからなくて、予約に踏み出せない……」


そんな不安を感じている方もいるのではないでしょうか。西洋医学の診察とは異なる独自の方法、専門用語、費用の不安……。


この記事では、漢方外来やクリニックの初診で行なわれる「四診(ししん)」の内容から、当日の服装・メイク・食事の注意点、保険適用の範囲、煎じ薬との違いまで、まとめて解説します。この記事を読めば、安心して予約の一歩を踏み出せるはずです。




<< 漢方独自の診察「四診(ししん)」とは?オーダーメイド治療の仕組み>>


東洋医学では「四診(ししん)」をもとに患者さんの状態を把握し、治療方針を決定します。

医師の五感をフルに使って「あなただけの体の状態」を読み解くことを重視するのです。


視覚情報から患者さんの状態を把握する方法です。

姿勢や歩き方などの動作、体型、表情や顔色、肌のつや、舌の状態などを見ます。


特に舌は「内臓の鏡」とも呼ばれるくらい重要な情報源で、舌の色・形・苔の状態から、体の構成要素である “気血水” のバランスを読み解きます。

そのため、より適切な診療を受けるためにはメイクや服装に注意が必要です。


患者さんの声やにおいから心身の状態を把握する方法です。

声のトーン・呼吸の状態・体臭・口臭などを確認します。

そのため、香りの強い香水や整髪料は診断の妨げになるので注意が必要です。


対話しながら患者さんの状態を把握する方法です。

症状がいつから始まって現在の程度はどうなのか・睡眠・食欲・便通・冷え・月経の状態など、質問を通じて多角的に体全体の状態を把握します。


心身全体の状態を知るのが大切なため、「イライラしてつらい」「鬱々とする」など精神面の変化もあれば、併せて伝えましょう。


患者さんの体に直接触れて状態を把握する方法です。よく行なわれるのは脈診(みゃくしん)腹診(ふくしん)


脈診では手首の脈の状態から気血の流れを確認し、腹診ではお腹の張り・冷え・圧痛などから内臓の状態を把握します。


腹診を行ないやすいよう、上下分かれた服装で行くといいでしょう。

もちろん、検査数値や画像も重要な判断情報のひとつです。健康診断や血液検査などのデータがあれば持っていくといいでしょう。


私は婦人科検診の結果をかかりつけのクリニックにもっていくようにしています😊

検査項目を細かく見てもらえるので、気になることなども相談しやすいです😌



<<受診当日のチェックリスト>>

「チェックリストどおりにできなかった」と焦らなくても大丈夫です。メイクやネイルをしたままでも診察をしてもらえます。

ただし、より正確な処方を受けるための準備として、できる範囲で実践するのがおすすめです。


<<お金と薬の疑問:保険適用と自由診療(煎じ薬)>>


「漢方は高い」── そんなイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。

実際には、漢方治療には保険が適用されるケースも多く、費用の心配は思っているほど大きくないかもしれません。

一方で、より細かいカスタマイズを求めるなら自由診療の煎じ薬という選択肢もあります。


生薬を煎じて乾燥・粉末化したエキス製剤(顆粒・錠剤)は、健康保険が適用されるものが多いです。



生薬を処方箋に従って個別に配合したものです。患者自身が自宅で煎じて服用します。

生薬をグラム単位で細かく調整できるので、エキス剤では対応しきれない複雑な体質への対応や、体調の変化に合わせたきめ細かな処方変更を行なえます。


費用は保険適用外となるところが多く、初診は5,000円前後、月1〜3万円程度が目安ですが、クリニックによって異なります。


保険適用と自費診療の比較表

このように、自分の目的と生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

どんな薬を希望するのかなど、担当医に気軽に相談してみてくださいね。



<<クリニック選びのコツ>>


すべての漢方クリニックが煎じ薬を扱っているわけではありません

逆に、保険適用の処方を行なっていないクリニックもあります


保険適用と自費診療のどちらかなのか、ホームページなどで事前に確認しておくと安心です。

ホームページに記載がなければ、電話やメールで事前に確認しておきましょう。



四診は「あなた個人の体の状態」を読み解くので、「検査では異常なしと言われたけど、不調を感じる」「病院に行くほどではないけど調子が悪い」といった不調にも対応できるのが魅力です。


「このくらいで病院に行くのは迷惑かな」と思わずに、気になることがあれば気軽に受診してみてくださいね。

(参考)

渡邉賀子・玉田真由美(2024)『医師がすすめる漢方生活:365日の養生』Gakken.



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